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落ちこぼれのすすめ 京都新聞に連載中のコラム『高野優の空飛ぶベビーカー』。毎回、その着眼点がとてもすばらしく、思わず笑ってしまうような文章が魅力的だ。我が家では、家族みんながこのコラムの大ファンで、添えられたかわいいイラストに、子どもたちも大喜びしている。 先日、6月2日(土)は、こんな内容だった。 娘を連れて本屋さんにへ出かかけると、近所のおともだち親子にばったり。大切そうに本を抱えているから、どんな絵本なのか興味があって表紙を見せてもらうと、それは学習用のドリルだった。 えーっ、四歳用のドリルなんてあるの? そう聞くと、一歳からあると教えてくれて、さらにビックリ! 私はまだ文字も教えていないと話すと、今度はおともだちのお母さんがビックリ! 母親同士で、お互いの価値観の違いにひとしきり驚いたあとは、おかしくなってふたりで大笑いした。 そういえばこのごろ、あちこちから、ぽつりぽつりと塾の話題も聞こえてくるようになっていたっけ。教育に無関心な私を見かねて、そんなふうにのんびり構えてると、すぐに落ちこぼれちゃうよと、友人がアドバイスしてくれる。落ちこぼれないように、負けないように育てていかないといけないのかなぁ? 競いながら育っていく世の中なんて窮屈だね。 うちの娘はふたりとも、よく笑うし、よく泣くし、ごはんだっていっぱい食べる。花を見てはきれいだと感激をして、かなしい物語を読むと涙ぐむ。親か姉妹のどちらかを怒ると、もう片方は自然によりそって慰めている。こんなにものびやかに育っているんだもの、これ以上、何かを望んだらバチがあたりそう。 あななたちの母ちゃんは落ちこぼれと言われつづけて、随分長い間おばあちゃんを悩ませてきた。それでも今、大好きなひとたちに囲まれて、支えられて、笑いながら過ごしているんだよ。落ちこぼれることは決してマイナスじゃないんだから、今のままで十分! でも、こんな私じゃ説得力もないかなあ? 以上です。どう? いいでしょ、なかなか・・・。 僕も、全く同じことを考えながら、子ども、いや大人も含めた周囲の人たちに接しています。 人として、何を大切にして生きるか・・・。それは決して「学力」だけ、じゃないよねっ! |