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 オーストラリア海外研修に参加して

  2000年度の夏期海外研修に参加した生徒の感想文を紹介します。




 もう一つの家族

 「手紙、書くよ。」というシンドゥの母の必死の素振りが、私の目の裏に焼きついて、みんなとの別れの時の感情が、かすかに胸をつく。
 私は、7月19日の飛行機に乗った時から、心臓がつぶれると思うくらいドキドキしていた。バディと仲良くできるかな?というのと、向こうの文化に馴染めるかな?という期待と不安でいっぱいだった。
 メントーンにある学校は、どこも全部広く感じた。芝生があって自然が多く、勉強に最適な環境だなと感心してしまう。
 シドニーを観光した時に、ガイドさんが話してくれた古い家並み・・・新しいもので60〜80年、古いものだと130年。私は思った。オーストラリアの人たちは、自然で自由な、歴史のある古いものが好きなんだと。日本が古くて独自の文化をもつ国だからこそ、きっとオーストラリアの人が日本を好むのだろう。
 今回の研修は、オーストラリアの文化を学ぶ機会も多く(先生方がアレンジしてくれた授業など)、よかったと思うし、たくさんの友達ができ、友だちというものは国境を越えても心が通じるというということを教えてもらった。
 「早く帰りたい。どうしてこんな所に来ちゃったんだろう・・・」という泣き言もあったけど、向こうの家族だって全然違う人種−−言葉も違うし、文化も違う−−が家に来て、戸惑っているかもしれない。なのに、必死になって話しかけてくれている−−そう思うと、泣き言を言ってた自分が恥ずかしかった。
 最後の日。泣かない、いつも通りにしようと、わけもなく意地を張ってた私に、シンドゥ、シンドゥのお母さん、そして友達の涙・・・。もう何も言葉が出なかった。離れたくないと、本気で思った。後から後から涙があふれてきて、顔が見られなかった。あんなに泣いたのは、久しぶりだった。
 私は14日間、とても幸せだったと思う。オーストラリアの文化や英語の勉強だけじゃなく、もっと大切なものをもらった。
 <もう一つの家族> それは、変わらない愛情で、とても深く、暖かいものだった。
 <大切な向こうの友達> 片言の日本語で冗談を言ったり、はしゃいで鬼ごっこもした。
 こんなにたくさんの思い出を胸に、日本に帰ってきた。
 ありがとう! オーストラリアで出会った大切な人たち!




 オーストラリア海外研修

 私が、この海外研修に参加して得たことは、数え切れないくらいたくさんあります。
 オーストラリアという国は、日本とは比べものにならないほど広くて、空がとても近く感じました。思わず手を伸ばしたくなるような、美しい空でした。そんなところで二週間も生活していると、ちっぽけなことでくよくよしている自分が、とても情けなく思いました。
 私のバディのキムは、明るく美人で、とても同じ歳だとは思えませんでした。初めはお互いギクシャクしていたけど、すぐに仲良くなれました。キムは、いつも私にその場の会話を、少しの日本語と簡単な英語で必死に伝えてくれたり、私がキムや他の人に伝えたいことを一生懸命理解しようとしてくれて、すごく嬉しかったし、感謝しています。そして、いつの間にか普通の友達みたいになんでも話せて、冗談とかも言い合えて、言葉の壁なんてすぐにどこかに飛んでいきました。キムがいつも私を理解してくれて、常に行動をともにしてくれたおかげだと思います。
 キムの家族も、みんなすごく明るくて、いつも笑いが絶えませんでした。お母さんは、いつも笑顔を絶やさず、私を本当の家族のように扱ってくれました。弟は、私にいろいろなことを教えてくれて、お菓子をたくさんくれました。お父さんとはあまり話せなかったけど、海へドライブに連れて行ってくれたりしてくれました。とてもやさしい家族と二週間一緒に生活して、私は家族の大切さを知りました。
 学校でも、いろぴろなことを学びました。英語の授業はとても楽しく、わかりやすかったです。現地校の授業への参加は、英語で伝えるのに苦労したけど、いい勉強になりました。もちろん、休み時間には、キムの友達や日本の友達と一緒になって、いろいろしゃべったり、ふざけあったりして、すごく楽しい学校生活でした。
 そんな楽しい二週間だったから、別れが近づくと涙が止まりませんでした。私は、優しくしてもらった家族への感謝の気持ちと、キムとの別れのつらさに、どうしても涙をこらえることができませんでした。そんな私に、キムが「ミホだけがここに残って!」と言ってくれて、さらに涙が溢れ出しました。
 私にとって、この二週間は一生忘れられない、大切な思い出になったと思います。これからもっとたくさん英語を勉強して、またオーストラリアに行きたいと思います。