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 オーストラリア海外研修・帰国インタビュー
   (1998 Mentone Girls' Secondary College)


  1998年度の夏期海外研修に参加した3人の生徒に、簡単なインタビューをしてみました。




 1.研修に参加した動機は何ですか。
祐美
 いつかは外国へ行きたいと思っていて、ちょうどこの研修の案内があったので、参加してみようと思いました。
 冗談で、両親に行きたいと言ったら、「こういうお金やったら、いくらでも払うよ」って言ってくれたので、参加することに決めました。

敬子
 まったく違う言葉や文化を直接、体験してみたかったのと、いろいろな意味で自分を試してみる、いいチャンスだと思ったからです。

真里
 中学時代にも海外研修がありましたが、そのチャンスを逃してしまっていました。高校に入学して、オーストラリアへの海外研修があると聞いて、すぐに行きたいと思いました。
 英会話にはまるで自信がなかったけど、事前学習があると聞いて、安心できました。


 2.研修で、最も印象に残っている体験は何ですか。
祐美
 姉妹校の生徒と一緒に日本語の授業を受けたことです。私たちが習っている外国語(英語)に比べて、すごくレベルが高く、上手に日本語を話すのには驚きました。
 もう1つは、初めて乗馬をしたことです。しかもオーストラリアの、あの大自然の中で・・・。これは、ひたすら感動ものでした。

敬子
 ホームステイ先のバディと一緒に過ごしたことです。私を本当の家族のように思ってくれて、どこへ行くにも一緒で、すごく嬉しかったです。向こうの家族は日本の家族と違って、会話がすごく多くて、自分の部屋にいる時間より、みんなで一緒にいる時間の方が多いなと感じました。

真里
 フェアウェル・パーティーでのみんなの涙です。人との別れで、これほど涙を流したことは、今までの経験の中でも見当たりません。これから先も、あまりないだろうなと思うと、とても貴重な経験だったと思います。ホストファミリーが、自分の本当の家族みたいに思えて、別れる時はとてもつらかったです。


 3.現地の高校生とは、どんな話をしましたか。また、日本の高校生と比べて、どんな点が違うと思いましたか。
祐美
 日本の友だちと話しているような内容と、ほとんど変わらなかったと思います。
 学校の主催するパーティーで友だちを増やしている子もいれば、バレエやネットボール、水泳、体操などの習い事(サークル活動)をしている子もいました。みんな、何か1つはスポーツをやっているって感じでした。
 オーストラリアの高校生に比べると、日本の高校生はみんなが同じようなことをしていて、あまり個性がないなあと、改めて感じました。
 また、家族とのコミュニケーションがしっかりできているのも、オーストラリアの高校生の共通した点でした。

敬子
 好きな芸能人のことや、将来の夢、ファッションのことなどを話しました。
 違うな・・・と思ったことは、日本人は、例えばルーズソックスなどといった流行のものを、みんなが同じように身につけたりしているけど、オーストラリアの人はそういうのがなくて、みんな「自分の形」みたいなものを持っていました。

真里
 帰り道で、今日一日どうだったか、授業ではどんなことを習ったか、家に帰ってからのこと、宿題のこと・・・。夕食の時は、家族みんなで今日一日どんな日だったか、週末の計画など。日本についても、よく尋ねられました。
 日本の高校生と比べて違うところは、夜更かしをしないところ、楽しそうに授業を受けているところが印象的でした。
 授業内容についても、「ドラマ」とか日本にはないものがあったり、英語の授業でも、自分の好きな詩集から勉強したりするなど、ただ教科書ばかりをやる授業ではありませんでした。


 4.研修を通して出会った人と、今も交流が続いていますか。それはどんな形ですか。
祐美
 日本のものを送ってあげたり、オーストラリアのものを送ってもらったり、手紙や写真を交換したりしています。

敬子
 文通したり、グリーティングカードなどを送り合ったりしています。相手が日本に来た時、ホストファミリーとして受け入れもしました。

真里
 オーストラリアの家族とは、今も手紙などのやり取りをしています。お互い、これからもずっと続けていこうね・・・と話し合っています。
 また、一緒に研修に行った人たちとも、すごく仲良くなれました。今まで教室が離れていたり、他の学科だということで、ほとんど顔を合わせることがなかったのですが、この研修をきっかけにして、よく行き来するようになり、知らなかった先輩とも友だちになれました。ぜひまた一緒にオーストラリアに行こうねと、計画を立てたりしています。


 5.研修を通して、自分自身が成長できたと思うのはどんなところですか。
祐美
 外国の人たちと、そんなに簡単に友だちになれるもんじゃないのに、ましてや外国に行って、たった一人でホームステイをして、会話も英語で・・・なんて、今、思い返すだけでもゾッとするのに、あのときはすごかったなあって、自分で自分を誉めたくなります。
 それだけ、自分でも知らないうちに積極的に行動できたことや、わからないことでも何度でも聞き返したり、辞書で調べたりして、あきらめずに何回でもチャレンジすることを教わったと思います。

敬子
 まったく知らない場所で、英語を使って自分から会話をしたり、いろいろな初めての経験をして、自分から物事をすすんでやることと、言葉が通じなくても何回でも調べて言う、粘り強さを身につけました。きっと、1人でホームステイをしたおかげだと思います。

真里
 ホストファミリーと過ごす時間の中で、私が一生懸命話そうとしていると、真剣に聞いてくれるし、間違えてもそこで終わりではなく、何度も言い直すチャンスをくれたおかげで、英語に対する抵抗感が薄れ、少しずつだけど行動にも自信が持てるようになりました。
 また、言葉が通じなくても、ゼスチャーなどで何とかコミュニケーションが取れることがわかったので、外国の人と話すことを恐れなくなりました。


 6.将来の夢は何ですか。この体験を、将来の夢にどのように生かしていきたいですか。
祐美
 将来は、まだはっきり決めたわけではありませんが、英語に関係する仕事をしたいと思っています。この海外研修に参加するまでは、保母さんになりたいという夢があったのですが、オーストラリアに滞在している間、思うように英語が話せなかった悔しい思いが残っているので、いつかは英語を日本語のようにスラスラ話せたらいいのになあ、いや、そうなるように努力しよう・・・という気持ちに変わりました。
 この海外研修で、小さい頃から持っていた夢が大きく変わりました。それほどすばらしい経験だったんだと、改めて思います。これからも「夢」と「希望」を大切にし、「Hang in there!!」 くじけずにがんばります。

敬子
 この体験を、将来の仕事やプライベートでの友人関係に生かし、視野を大きく広げて、国際的な仕事をしたいです。

真里
 将来のことは、まだはっきりと決まっていないけど、今の時代、何をするにも英語が必要になるので、もっと日常で使われている会話などを本格的に学びたいです。