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「お花炭」作りに挑戦!



 子どもと一緒に、手軽に炭焼きができないものか・・・と思って資料を探していたら、岡山県で林業改良指導員をしておられる、"おおが・てつや"さんのHP 「杜の哲人〜森で遊ぼう」 に辿り着きました。
 すごくステキなHPで、たちまち僕のお気に入り!になってしまいました。もちろん、ためになる情報もたくさん紹介されています。

 ここでは、その中で紹介されていた「お花炭をつくろう!」のページを参考にしてやった、炭焼き−初体験レポート−を紹介します。すごく手軽に、それでいてビックリするほど上手くできます。 ぜひ一度、お試し下さい!


 炭にする材料と炭焼き道具

材料1:マツボックリ、クリ 材料2:ドングリ、ヤブツバキ、他  道具:缶、アルミホイル、コンロ

 炭の材料は、基本的に森でとれるものなら何でもOK!ということなので、近くの緑地公園や堤防に行って集めてきました。
 今回使ったものは、(1)「マツボックリ」と「クリ」(時期的に早く、実は小さい)、そして、(2)まだ小さくて青い「ドングリ」、「ヤブツバキ」、「クルミ」、etc・・・です。
 
 道具は、円筒の缶(今回は、業務用の筍水煮の缶と粉ミルクの缶を使用しました)、アルミホイル(缶にかぶせる)、ガスコンロ(家庭用のカセットコンロ。最近のコンロは火力も強く、これで十分です)、針金。また、作業をするのに、軍手も用意しておいた方がいいと思います。


 まず、材料を缶に詰めます。

マツボックリを入れる(缶A) その上に、クリを入れる(缶A) まず、ドングリ、ツバキ、他(缶B)

 缶の中に、炭の材料を入れていきます。隙間をつくらないように入れていくのがコツですが、逆に、あまりぎゅっと詰め込んでしまうと、形が崩れたり、くっついたりするので注意して下さい。また、一つの缶の中に入れる材料は1〜2種類にとどめた方が、きれいに仕上がるようです。
 今回は二つの缶を使いましたので、一つの缶に、まずマツボックリ、その上にクリを入れ(缶A)、もう一つの缶に、ドングリ、ヤブツバキ、クルミ、カエデ(ホソエカエデ)などのまだ青い実を入れ、その上に余っていたマツボックリを入れました(缶B)。


 アルミホイルをかぶせて、加熱します。

材料を詰め終わった2つの缶 缶にアルミホイルをかぶせる ガスコンロの上で熱する

 材料を詰め終わった缶に、アルミホイルをかぶせ、針金をぐるりと一周巻いて止めます。アルミホイルをかぶせただけでは、加熱中に浮き上がってしまうので、しっかりと止めておきましょう。
 次に、かぶせたアルミホイルの真ん中に、蒸気抜きのため、直径数ミリ程度の小穴をあけます。

 これで準備が整いました。いよいよ、ガスコンロの上で加熱を始めます。

 最初のうちは、弱〜中火で徐々に加熱します。しばらくすると、アルミホイルにあけた小穴から白煙が立ち上ってきます。材料の水分が蒸気となって出てきたものです。けっこう臭いがキツイので、屋外の迷惑にならない場所でやった方がいいと思います。
 勢いよく煙が出始めたら、強火にして、加熱し続けます。

 2時間あまり(入れた材料によって時間は異なる)経つと、煙の色に変化が見られます。白煙に、やや青っぽい色が混ざってきます。材料の炭化が始まったわけです。この煙に火を近づけると、火がつきます。

 やがて、煙があまり出てこなくなります。そうしたら火を止めて、加熱をやめます。これで炭のできあがりですが、すぐには取り出せないので、缶が冷えるまで待ちます。


 冷めたら、そっと取り出します。見事な「お花炭」の完成です!

アルミホイルを取ったところ マツボックリ炭 クリ炭
ヤブツバキ炭 ドングリ炭 加熱が不十分なマツボックリ

 缶が冷めたら、アルミホイルをはがして、中の材料を取り出します。最初に入れた時に比べると、中の材料の体積が減っているのがわかると思います。
 材料がくっついたりしていて、取り出しにくいこともありますが(特にクリなど)、慎重に作業して下さい。一気に缶をひっくり返したりすると、できあがった炭の形が崩れてしまいます。
 新聞紙の上に取り出して、一つ一つ並べてみると、ほら! こんなにきれいな「お花炭」のできあがりです。


 気をつけなければならないこと。

 今回、二つの缶で、異なる材料を入れてやってみましたが、マツボックリとクリを入れた方(缶A)は、クリの一本一本のイガまで、真っ黒にくっきりと残った、きれいな炭ができました。ところが、青い実とマツボックリを入れた方(缶B)は、下に入れた青い実の炭化に時間がかかり、3時間あまり加熱しても、上に乗せたマツボックリは十分に炭化せず、茶色のまま残っていました。葉のような薄いものならいいのでしょうが、果実、しかもまだ青いものを材料にする場合は、かなり時間がかかることを覚悟しておいて下さい。
 いずれにせよ、炭化するまでの時間が、ある程度同じ材料なら一つの缶に入れても大丈夫ですが、それがあまりにも違いすぎる材料だと、うまくいかないものが出てきます。

 でも、思ったより簡単にでき、しかも予想以上のできあがりに、きっと驚くはずです。さあ、皆さんも一度お試し下さい!



 Special Thanks 
 "おおが・てつや"さんのホームページ → 「杜の哲人〜森で遊ぼう
 今回、参考にさせていただいたページ → 「お花炭をつくろう!