高さ75m、羽根の直径50.5mの巨大な風車4基が設置された、国内最大規模の風力発電施設をもつ風の町「久居(ひさい)」。市内から少し山手に入ったところにある、保養に最適な榊原温泉で開かれたこの大会は、今年でまだ2回目だ。
ローカルな大会?にしては、けっこう大きな規模で、2,500名を超える参加者があるとのこと。さすがに”風の町”というだけあって、山から吹き下ろす風は身体を吹き飛ばすほどの勢いがあり、参加者は大いに悩まされる。
コースは、受付会場である榊原小学校を発着点に、周囲の集落を縫うようになっていて、ハーフはかなりのアップダウンがある。特に、スタートしてから3kmほど行ったところにある最初の登りは、山道を思わせるほどの急な坂道で、いきなり度肝を抜かれそうになる。その後は10kmを越えるあたりまで、だらだらと下り坂が続く。楽に走れるので、知らないうちにペースが上がっていて、けっこういいタイムでレースが経過する。しばらくして2度目の登り坂があるが、最初に比べると緩やかで、ややペースダウンするものの、さほど苦にならないうちに過ぎてしまう。その後は15km付近までまた緩やかな下り坂、そして平坦なコースとなり、最後に坂道を上ってゴールとなる。そして、具合の悪いことに、苦しい登り坂で向かい風、楽な下り坂で追い風といったコースになっていて、ちょうど坂道と風とが相乗効果でランナーを苦しめるので、いかにしてこの二重苦を克服するかが鍵となる。

途中、給水ポイントが3カ所あり、水とスポーツドリンクが用意されている。距離表示は1kmごとで、細かく自分のタイムを把握することができ、レース展開に生かすことができる。また、見通しの悪いカーブや交差点などには数多くのボランティアが立ち、安全なレース展開のための配慮が行き届いている。沿道の家々では、玄関先に家族が並び、小旗を振って声援を送ってくれる。弱音を吐きそうになる僕には、とてもありがたい励ましだ。

タイム計測が行われていないので、結果は自分の時計で計るしかない。パンフレットの類も一切配布されない大会なので、当日のタイムスケジュールは掲示板と放送を頼りにするだけ。また、どこからどれくらいの参加者があるのかも全くわからない。確かに参加料金は安いが(ハーフ・駅伝:2,000円、10km:1,000円、3km・2km:無料)、せめてパンフレットぐらいは用意してほしい。
開会式、閉会式の前には太鼓によるアトラクションが披露された。レース後は、ナンバーカードによる抽選会(TVや自転車が当たる)と、豚汁の無料サービスがある。近くに自衛隊の駐屯地がある関係で、多くの自衛隊員や自衛隊車両の協力もあった。豚汁も、野営さながらの雰囲気で調理されていた(上右側写真)。また、ハーフの参加者には無料で温泉に入ることができる。レース後の温泉は最高、これは大きな魅力だ!
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