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 Winds!地域スタッフ・コラム <バックナンバー
<2001/02/14> 子どもの空間:日米で何が違うのか

毎週金曜日の夜、近くに住むSusan先生の家におじゃまして、英語を習っています。アメリカ・ミシガン州の出身の彼女は、これまで県内の中学校で英語を教えたり、彦根にある「ミシガン州立大学日本センター」で英語プログラムの教官などをしてきました。とても明るく、パワフルな女性で、日本での戸惑いなどを面白おかしく話してくれるので、みんな大好きです。

英語はフリートーキングが中心で、一緒に習っている6人のメンバーが自分の出来事を話したり、その時々の事件や社会現象、時事問題、ブームなどについて、みんなで話し合ったりしています。なかなか単語が出てこなくて、思うことの半分、いや十分の一もしゃべれてはいませんが、毎週ワイワイガヤガヤ楽しみながら、みんなで悪戦苦闘しています。
そんな中、よく「日本とアメリカの違い」といったことが話題に上るのですが、先日、子どもについて、こんな話が出ました。

<子どもは親から学ぶもの>
一緒に英語を習っている人の中に、小学校の先生がいるのですが、彼女がSusanに「最近、日本で起こっている青少年の犯罪について、あなたはどう思う・・・」と尋ねました。というのも、この先生の学校で校庭の草刈が行われた時、ある男の子が「この鎌で○○を殺していい?」と言ったそうで、あまりにもショッキングな言動に思わず息を呑んでしまったといいます。

Susanは、真っ先に日本の子どもたちがストレスを感じていることをあげ、教えに行っている塾の生徒たちがいつもホラー漫画を読んでいたり、TVゲームに熱中したりしている姿を見ると、「脳が壊れている」としか思えないと分析しました。また、子どもというのは多くのことを親から学ぶものだから、子どもに問題があるということは親に問題があると考えてもいいとも言っていました。事実、アメリカで多くの犯罪者を調べた結果、母親に問題があった者がかなりの数に上ったということです。 

<先生に「母親」を求める、日本の子どもたち>
子どものことといえば、Susanは日本の子どもが平気で先生の身体に触れることに驚いたそうです。アメリカではプライベートスペース(身体の周りの一定の空間)を守るのが当たり前で、これがないと適切な人間関係が保てず、いくら仲が良いからといって平気で身体に触ることは、まず考えられないといいます。

どうして、そんなことをするのか・・・。Susanは、日本の子どもたちが先生に母親を求めているからで、日本の先生が親のような存在になっているからなんじゃない?と言っています。でも、我々日本人に言わせると、そうでなければやっていけないのが日本の学校現場なんだし、先生が親代わりにならなければ何も前に進まないのが現実であって、親たちの方が先生にそういう役割を期待している部分もかなりあると思うんですよね。

<危険な国、アメリカ>
さらにアメリカでは、日本のように、子どもたちが誰に対しても親と同じように好意を持って接すると、極めて危険だという側面もあるといいます。毎日、3人の子どもが銃で撃たれて死んでいるらしく、ひどい時には1週間に34人も殺された時があったということです。そのため、ある女性誌などは、親子だけが知っているパスワード(Family Password)を決めよと警告しているそうで、さもないと知らない人が簡単に玄関から入れてしまうこともあるとか。もちろん、子どもの名前をそのまま付けるようなパスワードをつけるなんてことはダメですが・・・。(カバンやノートを見れば、すぐにわかりますからね)

7歳の小学生がアルコールを飲む、そしてマリファナを吸う、そんな光景が見られる国がアメリカです。少し前にも、6歳の少年が同級生の女の子を殺したという事件がありましたが、それとてさほど大事件というわけでもなく、日常茶飯事(これはちょっと言いすぎですが)で、州レベルのニュース止まりだそうです。それほど、銃が蔓延している危険な国だということでしょうか・・・。


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